千曲市に建つ六人家族の小さな住まいです。
東京に在住していたクライアントから、千曲市に永住のための住宅を設計依頼されました。
クライアントからは「小さな家で限られた予算ですが、設計していただけますか」とざっくばらんなお話しを頂き、爽やかなムードでとても楽しい雰囲気で設計させていただきました。
南面の広いデッキには不規則な孔が多数あけられています。 デッキの上には物干し用にステンレスのワイヤーが掛かっています。
デッキの上にあけられた不規則な孔は、京都の伝統的な町家の格子からヒントを得ています。
空気がこの孔を通過するときに圧縮され温度が下がり、出た瞬間周りの温度を奪い上昇して抜けるのです。
居間です。
東京帰りの若い御夫妻のためにシンプルであきのこないモダンな空間としています。
階段です。
ここは実は書斎コーナーとなっています。
御主人や奥様が、子供たちと一緒に本を読んだりパソコンをしたりするところです。通路を利用した面白いスペースです。
居間空間は設備などは露出しないようになっていて、できるかぎり生活感のない空間を心掛けています。
お洒落に楽しく暮らす小さな家なのです。
居間の空間にある作り付けのテレビ台も壁から浮きながら飛び出していて、スタジオ空間のようでお洒落です。
床材はコルクのようなチップボードで環境に良いエコな時代にうってつけのナチュラル材です。
二階のホールです。
透明なガラスが壁になっていて、住宅の小ささを感じさせないように考えました。
居間の吹き抜けも抽象的でミニマムな美しさです。
生活を感じさせない美しさは魅力あるものです。この空間で子供たちがにぎやかに騒ぐ生活も素敵です。
子供室です。
写真奥のベットは兵隊さんスタイルのもので、最小スペースに四人が寝るというものです。手前に見えるカウンターは長〜〜く造ってあり、ここで勉強したり遊んだり出来ます。長くておおきなテーブルはなかなかよいものです。
               

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(有)君島弘章建築設計事務所
君島 弘章

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